2020年2月23日日曜日

  4月のJCKM/鍛造部会合同カスタムナイフショーに出展予定のインテグラルナイフです、此れはバットキャップは無くヒルト部のみのインテグラルです、タングはフルテーパーに成っています、ハンドル材につきましてはアイボリー(上)とマンモス(下)の装着を予定しています、お楽しみに。
 
では前回の続きをウエットフォームが済みましたのでサドルオイルを用意しますね。
グラデーションを付けて塗布します、色?合いを見ながら何度か塗ります 。
オイルが乾きましたらベルトを本体に通します、本体に通す際は其のままでは通しずらいのでこの様にスケールを案内にして通します。
  綺麗に通りました。
ベルトホックの穴を開けます先ずは表側を開けて置きましてこの様にマーキングをしますね、此の時シースにはナイフ本体は入れて置きます、此処は重要ですよ。
穴が開きましたね。
ベルトホックも取りつきました、シースは完成です。
  では、ナイフにロゴを入れましょう、先ずはシールを所定の位置に貼りマスキングテープで周りを養生します。
塩化第2鉄を使用して、メモの順にエッチングを施します。
養生テープを取ります。
シールを剥がす際の裏技です、シールの上に養生テープをしっかりと貼ります。
  ご覧のようにシールは養生テープに付いて綺麗に剥がれました残りはアセトンで綺麗に拭き取ればOKです、後は刃付けをすれば完成です。

 刃付けはベルサンで♯400~600でね。(刃付けの工程の写真を撮り忘れました失礼)
  完成しました本体とシースです。

上から見た所です。
  下からです。
後ろから。
  前から、結構迫力が有りますねいかにもファイターと云う感じですね。
加工前の鋼材と比べて見ました、鋼材の重量は1360g有りました、完成後の本体の重さはハンドル材を含めて272gに成り約1/5以下に成りました、又作業時間は78hでしたやれやれです。
 と云う事で此のインテグラルは今回で終了です長々とお付き合いの程有難う御座いました、次回はナイフから一寸離れて象牙のオーナメントの制作工程をこうかいしますね、お楽しみに。

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