2020年9月27日日曜日

 今回のオマケです、現在進行中のツミ(雀鷹)ワイドヒルトタイプのアイボリー版です、中々綺麗に出来つつあります、次回は完成したものを公開できると思いますのでお楽しみにね。
 今回は予告のようにセミインテグラル(そのような呼び方が有るかどうかは判りませんがね)のナイフの制作工程を公開して行きますね、中央が鋼材15㎜厚で画を描いたものです、其れを基にヒルト部のみのインテグラル(セミインテグラル)を鋼材の厚みは12㎜を使用しました、ヒルト部の厚みはブレード側で10,0㎜タング側で10,5㎜に画を描いてあります。
 では製作開始、鋼材を用意します、サイズは書いて有る通りです。
 鋼材を分割する為の穴を開けますので先ずは青タックを塗布します、長めにね何故かは後で判りますよ。
 マスターを合わせて見ました。
 ナイフ本体の長さが159㎜なので170㎜で罫書いて置きます。
 幅が45,5㎜有りますね。
 センターに罫書きを入れます。
 鋼材を平行に咥える為にバイスにヨウカンを。
 鋼材をしっかり咥えましたらセンター出しをします(専用のポンチを使用します)。
 ドリルをチャッキングします、寸法はφ2,6をね、特に径にはこだわりは無いのですが沢山あるのでね。
 ドリルを端に合わせます。 
 穴開け開始です、特に切削油は使用しません、大丈夫かって。
 この位置でダイヤルインジケータのXをゼロリセットします。
 Yもゼロにして置きます直進性が確認できますのでね。
 クマの巣穴の機械にはこんな便利な装置が付いて居るんで仕事が捗りますよ。


 ドリル径がφ2,6なのでX方向を2,7㎜位にずらして毎回ゼロリセットしながら穴開けを進めます。
 センターと長さの穴開け終了です。
 ご覧のように切削油を使用せずに開きましたね。

 では今回は此処までですまた次回にね。
 

2020年9月20日日曜日

次回からの予告で~す。

 マンモスハンドルのセミインテグラルシティです。

 ご覧のようにバットキャップ部はハンドル材のみでです今迄はこのようなインテグラルナイフは無かったと思います。
 シースに収まった所です。

 此方のマンモスタイプはマトリックスさんで扱って頂いて居ますので宜しくお願いいたします。

 此方はアイボリーです。

 此れはもうすでに嫁いで行って仕舞いました、お買い上げ頂きましたお客様誠に有難うございます。 


 シースに収まった所です。

 と云う事で次回からのお楽しみで~す。
 

今回の付録、釣りに行きまして鯖っこと鯔を釣って来ました此れを捌いたのはもちろんクマさんのネスマックジュニアですよ、でっ鯖っこはから揚げにね。
 此方は鯔ですよ、鯔なんて馬鹿にしてはいけませんよ、3枚に下して食べやすい大きさに(刺身)切りそれを大蒜・ショウガを下して酒と醤油で浸けて置いて白いご飯と食べますととっても美味しんですよ、但し生きて居るうちに現場で血抜きとワタは取って置きますよ、なので釣りにはKNIFEが必要なのですよね。

KNIFEの宣伝でした、えへっ。

 此処から本題にね、縁をベルサンで♯1000迄かけて成形しますね。
 皮の目を詰める為に自家製のウッドスリッカーを用意しまして擦ります、写真では回転していませんが擦る際は回転させていますので。
 大分目が詰まったのがお解かり頂けますかね、こうして置きますとエッジコートを塗布した際に綺麗に仕上がるんですよ。

 エッジコートを塗布して乾かします。
 乾かしている間にロゴを入れて仕舞います、シールをしっかりと貼ってメモの手順で。
塩化第二鉄をシールの上に塗布?しまして綿棒を使って通電させます。
 綺麗に入りましたね。
 シースとベルトループにサドルオイルを塗布して乾かしましょう。
 次はハンドルエンドのオーナメントを取り付けましょう、先ずは組紐をソングホールに通します。
 組紐の縁を着けますので蝋燭に火を入れてとね。
 端を溶着します。
 オーナメント本体にこうして糸を通します、この糸はシースを縫った時の余ったものを使いますよ。
 糸を引いて抜きます、結構硬いので力が要ります。
 溶着した端をカットします。
 再度火で炙り端を成形します。
 オーナメントが装着されました此れで完成です。 
 完成しました。

 シースとのコラボです。
 シースに収まった所です。

此のインテグラルシティナイフは今回で終了です、長い間お付き合いありがとうございました、次回からはセミインテグラルシティナイフの公開を考えて居ますのでお楽しみに。
 

2020年9月13日日曜日

 昨日は雨模様の中房総へ一寸出かけまして途中の久留里で観音様が有るのを見つけました、何十年と通って居たのですが今迄気がつかったですお恥ずかしい限りです。


正面から見た所です中々立派な観音様ですね、次回から通るさいはお参りをして行かねばね。
 クマの巣穴の広告で~す      No55

 KNIFE名称    ツミ(雀鷹)

 全長:150㎜     刃長:60㎜

 鋼材: ダマスチール(ハッカペレ)

 グラインド: 12吋ホロー   仕上げ: ミラー後 エッチング

 ハンドル材: アイボリー   シース形状: チュウブタイプ


 シースと並べて見ました。

 

 

 



では本題に、縫製の用意をしましょう。
 最初のマーキングをする為に枕を用意します。
 三つ目菱針で曲がらないようにマーキングをします。
 マーキング終了です。
 次は一箇所ずつ穴を開けて行きます。
 糸を用意します、長さは縫い代の7倍にカットしますね。
 端にロウを塗布します。
 針に通します。
 糸全体をロウ引きします、ロウが引けたら皮で挟んで扱きます、そうすることでロウが糸の芯迄溶け込みます。
 縫い始めは二重に。
 終わりは一重半で。
 縫製終了です。

 と云う事で今回は此処までですまた次回にね。