熱処理前は120番迄でいいんですよ。
クマさんはこの時点でべベルストップの辺り迄形をつけてしまいますな、こんな感じで。
お次はタングのテーパ加工を遣ろうっと、まずはスコヤーで角度を合わせるなヒルトの後ろ側の罫書き線に合うようにバイスを回転させ合った所でバイスを固定です、この罫書き線はヒルトを仮組した際に引いておいたんで~す。
こんな感じでバイスに乗っているんです、
まだ切削加工はできませんよ。
右上に見えているのが超鋼のエンドミルなのだ。
ナイフのタングの長さをブロックに鉛筆で印をして置きます、薄っすらと見えますよ、どちらからでも良いんですが取りあえず右から始めるとすればここが起点でゼロにして置きます中途から始めると算数計算が面倒なんだな。
治具の角度を変えたらまずバイスは締めて置きプラスチックハンマーで叩き隙間を無くしておくんです 、このことはフライス(ミーリング)加工の基礎です、えへん。
これを繰り返し、必要な角度にします、今回はブレードが3,2mmでタングエンドが0,5mmなので2,7mm割る2で1、35mmになればOKなのだ、ダイヤルゲージの目盛り合ってるね。
合ったらお後はエンドミルで削るので~す。
これで熱処理にだします。
熱処理が済んだらベルトで400番迄掛け次にブレードとリカッソを耐水ペーパーで仕上げます2000番で縦方向に掛けますがキズが残るようなら再度400番のベルトでキズを取りキズが取れればOKなんだな。
リカッソは600、1000、2000番で方向を変えて前の目を消していきますな、綺麗に消えていれば、これもOKですな。
次はバフ掛けをするんだがその前に穴などに青バフの粉が入らないように養生しておくと後が楽なんだな~。
バフレースはこんな感じで高速回転してるんだよ、おお怖っ。
真剣にやらないとホンマ危ないよ。
んでっ、バフ掛けの終了したのがこれです。
今回は此処までまた次回のお楽しみで~す。
クマの巣穴の広告で~す。No10
今回はオーソドックスなハンティングナイフです。
仕様
全長: 215mm
刃長: 105mm
鋼材: ATS34
仕上げ: ミラー
グラインド: 12インチホロー
ヒルト: NS
ハンドル材: スタッグ(良いスタッグですよ)
ボルト: SUSシュナイダー8/6
シース: ポーチタイプ
シースに収まるとこんな感じ。.
価格 ¥45,000
(クマの巣穴のキッチンでは同タイプで、魚さんを捌くのに重宝しているんだな。
春先は竹の子を捌くのにも使ったんだ)
オーソドックスというよりも、個性が出ているドロップだと思いますよ。
返信削除タングのテーパー取る時のブレードの固定って、タングに切ってあるネジでブロックに固定してるんですかね?
返信削除その辺りの事、今度詳しく書いてください。