2018年6月24日日曜日


  今回は一寸ナイフを離れましてこんなものをね、此れは根付けのように使ったり、ナイフのハンドルエンドに取り付けたりするものですね。

此れはマンモスアイボリーの小さなブロックです(通常はアイボリーを 使用しています)。
先ずは此の大きさですと三つ取れるので大体三等分にカットします。
  次に外周の余分をバンドソーで切り取ってしまいます。
  大体のセンターに穴をあけます。
 ドリルはφ4,5㎜で先端は90°に研いでありますのでいきなり開けてもドリルはブレません。
  一度には抜けませんので何回か抜き差しして貫通させます。
ベルサンで大まかに外周を削ります。
こんな感じですね、これ以上は手では無理ですね。
 こんなものを用意します、φ5㎜の丸棒を穴にしっくり入るように削って押し込みます,此れでベルサンで外周を削って行きます、此れなら指を削る心配は有りませんな。
  ♯600迄仕上げましたらバフ(白)を掛けましょうね。
本体は終了です、後は紐を通します、それは次回にね。

2018年6月17日日曜日



  前回は糸の縫い終わりまででしたね。
 今回は全体を仕上げて行きますね。
まずはこばを丸くします、最初は♯80から始めます。
♯80は此処までで。
♯240で。
  ♯600で、此処からのこばの仕上げは師匠の許可が出ていないので非公開に成ります、申し訳有りません。
  Saddle Oilと筆を用意しますね、此の筆はアクリルカラー用の絵筆を使っています。
こんな感じにグラデーションを付けて塗布します。
  ベルトに穴を開けまして。
ドットボタンがしっかり加締められるように押し付けます。
表側です
  裏側です、こうして置きませんとカシメ代がでないのでね。
  Oilを塗布して乾かしますね
乾きましたら本体にベルトを通してドットボタンを取り付けて完成です、お疲れ様でした。
 此れは此処で終了です、次回からは別の物をやりますのでお楽しみにね。
  クマの巣穴の広告で~す。
今回はインテグラルナイフでアイボリーハンドル仕様の物です。

 KNIFE 名称  インテグラルハンター
 全長:     160㎜
 刃長:      65㎜
 鋼材厚み:     8㎜
 グラインド:  12吋ホロー
 仕上げ:    ミラー
 ハンドル材:  アイボリー
インレイ:   アイボリー
 ソング用飾り: アイボリー
 シース形状:  チュウブタイプ
 備考:     ヒルト部上下共
         クロスチェッカリング

 上部から。
  下部から。
ファイルサイド。
シースに収納。
シースと並んで。

 価格: ?
 問い合わせ先。
 COSTOM KNIFE 工房
 Mexico no Kuma

 THL:  090 1254 6050 迄お願いいたします。

此のナイフは7月の銀座に持って行きます宜しくお願いいたします。

2018年6月10日日曜日

  さてと、前回は糸を針に通したところまでやりましたので、実際に縫うところをね。

縫う前にこんなものを用意しますね。
 左は通常の菱針です、右は菱穴を広げるための千枚通しのようなものです(此れはロングリーマの軸の部分を針状にしたものです)前の写真を見るとお分かりと思いますが普通の糸より太い糸なので此れで穴を広げて針を通して行きます。
一度開いた菱穴にこうして再度入れまして穴を広げて行きます。
大体、一度に10か所位広げます。
  さてと、縫う前にこんな手袋を用意しますね、糸を引っ張って締める際、指が痛いのでね。




とりあえず二重に。  
こうして縫って行きますね。
  最後の所も二重?に(実際は一重半なんですけれどね)しますね。

  裏側はこんな風に成ります。
余分をカットします、此れで縫いは終了です。
綺麗に縫い上がりました取り合えずお疲れ様でした。
 今回は此処までですまた次回のお楽しみ。
付録
 昨晩、現役の時良く行きました居酒屋にカミさんと行ってきました、マスターの誕生日でしたのでね。
 奥はオオツブ貝とホッキ貝の刺身、手前は海鞘の塩辛風、後は姫タケノコの煮物、美味しかったです。

2018年6月3日日曜日

  前回は案内の穴(抜けてはいませんが)迄すみましたね。
では、今回はその穴を裏まで抜いて行きます、先ずは機械をフリーに して置きますね、そうしませんと穴の角度?を合わせる際に動いたりすることが有るんでね。
  チャックに菱針を咥えてバイスには冶具を取り付けて位置合わせをします、此の時深さも決めてしまいますよ。
  穴は一か所ずつ案内の穴の方向に合わせながら抜いて行きます下側に皮を貼ってキズが付いたりしないようにして有ります。
下まで抜けましたら其のまま上に上げます上側にも皮を貼ってキズが付かないようにね、此のまま上に上げますと本体から針はすっと抜けます。
  すべての穴が開きました。
縫う糸にロウをね。
糸の縁にロウを擦り付けまして、針に通り易いように平らにして置きます。
こんな感じに通します、此の針と糸は通常の物より太いものを使っています。
  糸全体にロウを付けます。
糸に付いたロウはこうして皮に挟んでしごきます、此れによって熱で糸にロウが良く浸み込みます。
  針2本に糸を通したところです。

 今回は此処までですまた次回のお楽しみです。
  付録
 昨日、東京外環自動車道が16時に本線と側道が開通しました、此れは巣穴の2回から撮りました中央奥の白い壁が自動車道の防音壁です。
開通間もない東行き結構な渋滞ですね。
  反して西行はすいていました。
  此れは本日の朝6時過ぎ、まだすいていますね。
フェンスの向こう側が西行きです、やはりすいていますね。
 本道は地下を通っていますので見えませんが音はそれなりに聞こえます。