2017年12月31日日曜日

  マスターの制作も終了したので本体の加工に成りますね、まずは制作用にコピーに必要な事項を書き込んで置きます、原図には書き込まないんです、汚く成りますのでね。
鋼材を用意します、厚み5㎜のATS34をね、丁度良い大きさの物が有りました。
取り合えず裏表をフライスで黒皮を除去しますよ。
お次はベルサンでざっとフライスの削り跡を取りましょうね、手で持ってやるのは大変なので今回はマグネットを使用しました。
こんな感じで鋼材を固定したんですよ。
 此のマグネットはマグネットスタンドを使用して有るんですON、OFFが可能なんでね。
  80番迄取り合えず終了です。
鋼材に青タックを塗布しましょう。  
鋼材にヒルト前部の基準線を罫書きます、此の基準線は適当に入れて有るのではなく鋼材にマスターを合わせて罫書きますよ。
写真では見えていませんがブレード側はクランプで固定して有ります、マスターの位置は鋼材の基準線にマスターのヒルト前部の線に合わせます、此処は重要なポイントになりますね。




 でっ、必要な分のポンチ打ちをしますね。

 今年は此処までです一年間お付き合いいただき誠に有難う御座いました来年も宜しくお願いいたします、では皆さん良いお年を。

2017年12月24日日曜日

  今週はアクリル板に両面テープを貼るところからですね、テープを貼りました。
裏返すとアクリル板からテープがはみ出しているので余分はカットしますね。
こんな感じで貼れました。
カットしたコピーを丁寧に貼り付けます 。
  まずは余分をバンドソーでカットします。
カット終了です、此処はベルサンで削っても良いんですがそうすると削りかすが沢山出まして大変なのでね。
お次はベルサンで外形を削りましょう、80番~240番迄ね。
 グルーブ部は2吋でデザインして有りますのでベルサンにこのように2インチのホイールをセットしますよ。
その前にヒルトの前部をエンドミルで正確にカットしておきましょう。
  此処は後からの加工の基準になりますのでね。
  グルーブも削り、すいません撮り忘れましたが外径は鑢を使って仕上げています。
  穴あけに必要な基準穴を開けましょうね、専用ポンチはφ5㎜なのでガタの無いように一応5㎜のリーマも通して置きますよ。

 
必要な罫書き線に合わせてアクリルにも罫書き線を入れてからコピーを剥がします、何日も此のままにして置きますと剥がれなくなっって仕舞うんですよ。
  コピーを剥がしたところです、此のままではあちこちにバリが出ていますよ。
でっ、穴に関しては面取りカッターで面取りをしまして、外形はキサゲでバリ取りをします。
 此れでマスターの完成で~す、今回は此処までです、次回からは本体の作業になりますのでお楽しみにね~。

2017年12月17日日曜日

  NYSPのシースの制作も前回で終了しましたので、今回からは此れの制作手順を公開しましょうね。
 磯G(グルーブ)5吋1/2
 レッドリネンハンドル(ヒドゥンボルトタイプ)
  では、始めましょう、まずはデザイン画から、こんな感じで起こしますよ。
  まずはコピーを取りまして。
必要な大きさにカットしますね。
  マスターにしますアクリル板を用意しまして。(此のアクリル板は前もって何種類かのサイズにカットして有るんですよちなみに厚みは5㎜です)
アクリル板とコピーを並べて見ました。
少し長いのでこんなものでカットすることにしましょう、此れは5本組の平鑢を加工したものですが市販でも在りますよ。
裏表に筋を入れてですねバイスに咥えて。
こんな風に折ってしまいます。
 折れて残った破材は何かに使うことが有るかもしれませんので保管しておきますよ。
両面テープを用意しましてね、今回は此処までです、また次回にね。

2017年12月10日日曜日

   今回は、シースの下部を先ずは斜めに削りますね。
お次は、両側の縁を丸く削ります、ベルトは80番から始めて1000番までかけまして綺麗なアールにして置きましょう。
 次の写真が1000番迄かけた物です。


此れが仕上げの状態です、方法につきましては師匠の許可が出ないので、申し訳有りませんが非公開です。
  では、Saddle Oilを用意しましてと。
  しっかりと塗布しましょう、このとき多少のグラデーションを付けて於きますと良い感じに仕上がりますよ。
  Oilが落ち着くまで放置プレーしましょうね。
 まる1日はそっとして置いたほうが良いと思います。
  完成です、しっくりと収まりましたね、良かったです。
 此れを持ちましてNYSPのシースの制作の公開は最終回になります、2か月と少しご覧いただいた方々には参考に成りましたでしょうか。
PS・今回の制作にあたり冶具等は此れだけ使用しました参考までにね。

2017年12月3日日曜日

  臨時の投稿第2弾
 先週、象牙等について投稿しましたが昨日、環境省・経済産業省より特定国際種事業者(象牙・タイマイ等を取り扱う事業者)の事業者番号の通知が届きました、此れで安心して象牙を取り扱う事が出来ますほっと一安心です。
まっ、しかし違反しますと罰則が有りますので注意しなければ。

 此れを見られている方で象牙・タイマイなどを取り扱う方は早いうちに申請をしてくださいね。
  今回はシースのウエットフォームをしましょうね、まずは洗い桶に湯を最大温度にしてたっぷりと入れますよ。
そこへシースを入れます、浸けて置く時間は皮の裏側からの泡が出なくなるまでですよ、左に有るのはキャスティングホルダーでの刻印の試し打ち用の皮の切れ端です。
  シースに刻印用のマスター?を入れましてしっかりと刻印します、上手く行きましたね。
  ナイフ本体をシースに入れまして入り口周りを馴染ませます。
 シースを乾かす為にこんなものを用意しますね。
 此れにこうして逆さに入れて十分に乾かしましょうね。
生渇きのうちに表面を擦りますね、こうすることで表面が結構固く締まるんですよ
  十分に乾いたらシースの周りの加工をしましょう、まずは両サイドを寸法に仕上げます。
  こんな感じにね。
上部の余分を寸法にカットしましょう。
  お次は上部のアールの処理をね。
アール定規のアールに合わせてカットします。

 今回は此処までです、また次回にね。