2015年6月29日月曜日

説明を追加
  ヒルトを仮組みして狙った形状に削った後に固定用のピンをカットしますな。
  ピンを切断したらアセトンでヒルト、ピン及びブレードを脱脂しましょうねっと。
ブレードのヒルトの嵌める個所に銀入りの接着剤を平均に塗布しますが、溝の所は少し多めにね、はみ出た 余分は取り除けば良いんだな。
  ここが重要なんだな、穴の内部に接着剤が残っているので丁寧に除去するんだな。
 残っていると後で不味いことになるよ。
ピンをカシメたところ。
 ヒルトは平らなほうがカシメ易いのだがそれだとヒルトを仕上げた際にピン跡が出るかもね。
 この状態では接着剤がはみ出ているので丁寧に除去しておこうね。
 お次はオーブンで接着剤を焼成させるよ、140°で30分。
焼成後冷めて、 余分なピンを削ったところ、殆ど仕上がりの状態 ですな。
お次スタッグをヒルトとタングとの角度に合わせて治具を使って削るよタングはテーパなので当然ながら90°ではないので。 
角度が合ったら接着面を脱脂して一液製の接着剤でスタッグをタングに接着固定するよ、クランプで締めるんだが、スタッグ側には皮などを挟んでキズが付かないようにっとね。
 30分はそのままでっと。
こんな感じにとりつきましたな。
この状態で必要な穴を明けちゃおう。

 今回はここまでまた次回宜しく。
クマの巣穴の広告で~す。No10

 一応フィッシングナイフです。

 全長:        153mm
 刃長:         67mm
 刃厚:          3,2mm
 ブレード:      ATS-34
 仕上げ:       ミラー
 グラインド:     12インチホロー
 ヒルト:        NS巾20mmワイド
 ハンドル材:    スタッグ
 タング:       フルテーパード
 シース:       チュウブタイプ
                                 
                                 価格    ¥50,000


 ファイルサイドです。


 上部後ろから見たところです。
上部前から見たところです。
シースに収まったところで~す。


 このナイフはクマさんも上出来きって思ってむすよ。














  問い合わせ先

  CUSTOM  KNIFE  工房
  Mexico  no  Kuma
    TEL   090  1254  6050迄

2015年6月22日月曜日

前回の続きを進めるよ 外形や穴あけ及びヒルト溝 の加工が済んだのでお次はですな、ブレードのホローグラインドの削りをやりましょう、まずは80番のベルトでざっと削りお次に120番までやっておくんですよ。
 熱処理前は120番迄でいいんですよ。
クマさんはこの時点でべベルストップの辺り迄形をつけてしまいますな、こんな感じで。
お次はタングのテーパ加工を遣ろうっと、まずはスコヤーで角度を合わせるなヒルトの後ろ側の罫書き線に合うようにバイスを回転させ合った所でバイスを固定です、この罫書き線はヒルトを仮組した際に引いておいたんで~す。
こんな感じでバイスに乗っているんです、
まだ切削加工はできませんよ。
 右上に見えているのが超鋼のエンドミルなのだ。
ナイフのタングの長さをブロックに鉛筆で印をして置きます、薄っすらと見えますよ、どちらからでも良いんですが取りあえず右から始めるとすればここが起点でゼロにして置きます中途から始めると算数計算が面倒なんだな。
治具の角度を変えたらまずバイスは締めて置きプラスチックハンマーで叩き隙間を無くしておくんです 、このことはフライス(ミーリング)加工の基礎です、えへん。
 これを繰り返し、必要な角度にします、今回はブレードが3,2mmでタングエンドが0,5mmなので2,7mm割る2で1、35mmになればOKなのだ、ダイヤルゲージの目盛り合ってるね。
 合ったらお後はエンドミルで削るので~す。






削ったあとはこんな感じになりますよ 。
 これで熱処理にだします。
 












 熱処理が済んだらベルトで400番迄掛け次にブレードとリカッソを耐水ペーパーで仕上げます2000番で縦方向に掛けますがキズが残るようなら再度400番のベルトでキズを取りキズが取れればOKなんだな。
 リカッソは600、1000、2000番で方向を変えて前の目を消していきますな、綺麗に消えていれば、これもOKですな。

 
 
次はバフ掛けをするんだがその前に穴などに青バフの粉が入らないように養生しておくと後が楽なんだな~。
  バフレースはこんな感じで高速回転してるんだよ、おお怖っ。
 真剣にやらないとホンマ危ないよ。
んでっ、バフ掛けの終了したのがこれです。

今回は此処までまた次回のお楽しみで~す。
クマの巣穴の広告で~す。No10
今回はオーソドックスなハンティングナイフです。

仕様
 全長:      215mm
 刃長:      105mm
 鋼材:      ATS34
 仕上げ:     ミラー
 グラインド:   12インチホロー
 ヒルト:      NS
 ハンドル材:  スタッグ(良いスタッグですよ)
 ボルト:     SUSシュナイダー8/6
 シース:     ポーチタイプ
                                 
シースに収まるとこんな感じ。.

価格   ¥45,000

 (クマの巣穴のキッチンでは同タイプで、魚さんを捌くのに重宝しているんだな。
 春先は竹の子を捌くのにも使ったんだ)

2015年6月15日月曜日

フィールドテストをしたヒルトレスのフィッシングナイフのヒルトタイプを作成することにして、
んで、マスターも出来ていますので、鋼材に外形を罫書き穴の位置もポンチで決めます。
 マスターを鋼材に合わせる際ヒルトの前部の線を予め罫書いて置きますな、それでその線に合わせてマスターをクランプで固定をするんですよ、この線を後に利用するんで~す。






罫書きとポンチ打ちの済んだところで~す。
外形を加工する前に穴あけとタップ立てを先にしますな、バイスの下にようかんを置き鋼材は多少自由に動くようにしておきます、これによりドリルの先端がポンチ位置に馴染むんですな、(径の大きい場合はしっかり固定しますけどね)この状態でタップも立ててしまいます。


穴加工の済んだ鋼材です。
外形加工の済んだものです、この治具は何に使うのかと云うとですな、鋼材のヒルト前部に先程罫書いておいた線に治具の縁を合わせてネジで固定をしますな。
バイスの口金は直角が出ているので、こんな感じで固定すると楽なんですよ。 
(ブレードの線で口金の縁に合わせようとすると
結構面倒っちいんだな。)
一応マイクロメーターで寸法を測定しておこうね。(20mm)

  お次はヒルトの加工ですな、でもこの前にブレードの厚みを3,2mm決めてに置きましたのでそれに溝巾を合わせます今回転しているサイドカッターは3,0mmなので前後に0,1mmずつ移動させればブレードはぴったり嵌るはずですな。

  溝加工をすると上が開いてしまうのでバイスで少しずつ様子をみながら締め込みます、丁寧にね締め込み過ぎると後が厄介なんですよ。

上手くいきましたこんな感じで嵌ればOKで~す。えへっ。
お次はヒルト固定ようのピン穴を明けるよ、ヒルトの開いた側をバイスグリッップでしっかり固定して、でヒルトの前部側は1000番のベルトで仕上げてあるのでご覧のように傷等が付かないように紙を間に入れるよ。
2,9mm のドリルで下穴を明けてから3,0mm
のリーマで仕上げるな、この穴を雑に加工すると後でピンをカシメたときに上手くないんでよ。
上手く明きましたな。 
 この先は次回のお楽しみで~す。
  前に行った菖蒲園、今日はしっかり咲いて良かったですな、手前の池は蓮がさいているんで~す。
 観無料。
我が家の庭?に咲いた四葉のクローバです,
 毎年今頃になると咲くんで~す。

クマの巣穴の広告で~す No9

ニューヨークスペシャル

全長:      187mm
刃長:       87mm
刃厚:        5mm
鋼材:      ATS34
仕上げ:     ミラー
グラインド:   2インチホロー
ヒルト:     NS巾3,0mm
ハンドル材:  グリーンキャンバス
ボルト:     ヒドゥンタイプ
シース:    ポケットタイプ
                                ¥105、000
 問い合わせ先
CUSTOM  KNIFE  工房
Mexico no Kuma
TEL 090 1254 6050

  

  

2015年6月7日日曜日

説明を追加
  今回は縫いの手順のお話ですよ。
 まず 木製のこんな治具をバイスにとりつけま~す。
 (この治具に使っている木材は岡崎のJKG会員の神谷兄弟に頂いたんですよ、感謝。)
写真のように治具にピタット押さえつけて3
本菱針で穴明 けの位置を印しますな。
 このとき皮の折り返しの線に沿って等間隔のなるように注意しながらですよ。
基準の穴(裏へは抜けていないのだ)の印しが済んだところで~す。
 3本菱針は手で押すので手製のカバーを被せて使うんですな、こうしないと手がいたいんですよ~。
お次はと云うとですな 先ほどの治具を機械に取り付けて一か所ずつ裏まで菱穴を開けるんです、此のとき機械はフリーの状態にして置きますよ。

糸を縫うのですが上2か所 は強度を出す為2重にします順に八の字に1回ずつしっかりと
締めながら縫っていきますよ。
一番下の縫い終わりのところはシースの裏裏に糸を出しぎりぎりでカットするんですな。
縫い終わったら余分をカットし こばを丸く仕上げます、ベルトの番手は1000番までかけます。
仕上がったらエッジコートをらくぬーりを使って塗りますな、このらくぬーりは静岡のJKG会員の山本宣弘さんのブログで教わりました、有難うで~す。
 
お次はサドルオイルを塗りま~す。
 塗るときの筆はアクリル絵の具用のナイロン製のものを使っているんですな。
  完成したチュウブシースにナイフ本体を納めたところで~す、前回の説明のように後部のボルトの表面がすべて見えるくらいが抜き易く、抜け落ちたりしない位置になるとクマは考えているんですな。
 クマはチュウブシースの場合は全て紐(ソング)を取り付けるようにしてますよ、抜く際に紐を握り親指でシースのへりを押して少し抜けたらそっと抜ききりますな、こうすることによって怪我の防止にも成るんですよ。
 まっ とりあえず完成ですな。

ここは?浅草の合羽橋なんで~す、なんでクマがこんなところへ来てるのかって、現役の頃よく通っていた大衆割烹のマスターが今月古稀になるのでお祝いのプレゼントを買いに行ったんで~す。
 此のマスターに出会ったことでクマはアウトドア(山菜採り、きのこ狩り等)にお供させてもらって楽しさを教えて貰ったんで~す、感謝。
 んで、プレゼントはクマのカミさんが云うには仕事で使う白衣と前掛けがいいんではとで
合羽橋へとことこやって来たわけなんですな。
 当日届けに行きしっかり呑んできましたです。
クマの巣穴の広告で~す。
フィッシングナイフ(磯釣り等)

 全長:       211mm
 刃長:       104mm                    
 鋼材:       ATS34
 仕上げ:      ミラー
 グラインド:    12インチ、3インチ
 ハンドル材:   スタッグ
 シース形状:   ポーチタイプ

 価格:    ¥50,000                  

                                        このサイズでブレードの厚みは強度を出す為4mmにしてあります。

 問い合わせ先

 CUSTOM KNIFE 工房
 Mexico no Kuma
 TEL: 090 1254 6050迄