2019年4月6日土曜日

 今日、明日とJCKM/JKG鍛造部会合同カスタムナイフショーが開催されますので皆様多数のお来場をお待ち申し上げております。明日の朝の更新は少しきついので本日の更新にしました悪しからず。
 写真の方はナイフメーカー?の向さんです、息子さんの入学式に此方に出てきたので巣穴に来てみたいとの事なのでおいでいただきました。
久々のクマさんの登場で、ツウショットをね。
巣穴のバーキングで小物をね、手つきが良いですよね、さすがです。
  でっ、皆さんご存知の此れを造る体験をして頂きました、完成品はお土産にね。
 此れを造って見たい方は巣穴に来ていただければクマさんの手の空いている時ならばOKですよ。
  付録、TVで小林薫主演の深夜食堂と云うのが有りまして其処に来る松重豊扮する龍ちゃんがいつも赤ウインナのタコを注文するんですよね、龍ちゃんには思い出の物なんですがね、それを見ていてクマさんも赤ウインナを食べたくなりまして、こんなものをね、左上ペンギン・左烏賊・中央蟹・右タコそう見えますかね、龍ちゃんはタコしか注文しませんけれどね。
  閑話休題、今回は熱処理についてちょっとね、ATS-34の焼き入れ温度は1070度で10分キープしまして急冷します、急冷の際のガスはN2を使用します。
 写真はロックウエル硬度計で硬度測定をしている所です、この際の荷重は150キロかけています。
  焼き入れ後の硬度です此の硬度はロックウエルC硬度です、HRC60,4になって居ますね。
  硬度測定をしましたらなるべく素早くサブゼロ処理をします、文献によりますと40分以内に処理をするようにと書いて有ります、此のサブゼロ処理は通常の冷蔵庫の冷凍庫を使用して2時間位処理をしました。
  ご覧のように硬度が61,3と大分硬く成って居ますね、此のままですと靭性に問題が有りますので焼き戻し処理を実施します200度で1時間キープしその後急冷します、大気放冷でも問題は無いのですがね。
  焼き戻し後の硬度測定です。
  HRC60,9若干硬度が下がりましたね、一般的にステンレス系の熱処理は此の工程で実施しています。
熱処理終了です。
 今回は一寸専門的なお話をして見ました。
 と云う事で今回は此処までです。
 さてとナイフショーの支度をしまして出かけなければね、皆様多数のお出でをお待ち申し上げておりますよ。

2 件のコメント:

  1. 焼入れ後、サブゼロ処理、焼き戻し後での硬さの変化は興味深いです。
    向さんにはデュプレックスグラインドのやり方は聞きましたか?w

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  2. コンタクトホイールにべたに当てずに斜めにしてグラインドをするそうですよ、時間を見てやって見ますよ。

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